07.03.16 ジェネレーターカバー修復

前回割れていることが判明したジェネレーターカバー、肉盛溶接なんかやってられるかってことでロウ付けとはんだ盛で修復することにしました。削る手間がほとんどないし、強度は余りいらないだろうし、まっすぐな表現でいうと手抜きってことです。
まずはクラックに沿ってフラックスをぬりぬり、これはアルミロウ専用のフラックスです、板金屋さんから分けてもらった。某病院の軟膏の容器に収納されてます。コレを塗っとくとなじみがいいんですな。終わった後によく洗うのが肝心です。でないとかなりの勢いで腐食します。
薄汚れて見えますが短く切ったロウ棒をクラックに沿って置きます。置きロウという方法です。でもってコレを強力なバーナーであぶって溶かし込んで終了。両手がふさがるのと、やりすぎるとケースごと一瞬で溶解するので作業中の写真はなし。

見た目は汚いけどとりあえず完成、出っ張った部分を削って表面に半田を流してなだらかにしてます。仮嵌めしてみたところローターとの干渉もないのでOKなはず。しかし立ちゴケも油断がならんもんですな、こんなことも起こりうるってことです。

でもって重くなってから載せると大変なので今のうちにフレームにエンジンを載せました。こうしとくとタペット調整なんかは手が入りにくくて大変だったりしますが腰上が載ってクソ重いエンジンを持ち上げてフレームに載せるという大変な作業がなくなります。これで少しだけバイクっぽくなった。

いい加減な回り止めを鉄板で作ってクラッチを組もうとしたらクラッチスプリングの受けの部分がポッキリ、ほとんどトルクをかけないうちに折れたのでクラックでもはいってたのかも知れません。とにかく、またやってもうた。これはもう修復不可能なのでラメエンジンから同じパーツを引っ張り出してクラッチ完成。

ケースカバー類は後でまとめてくっつけることにしてこのまま放置。


一応新品のピストンリングに交換してスモールエンドにピストンをくっつけていきます。

今更気づいたのですが右が2KRのピストン、左がラメ(3LN)のピストンです。ずいぶん違います。まずスカートの長さが違います。ラメのほうが短くてさらに吸気バルブの部分に盛り上がりがあってラメピストンのほうが高圧縮仕様なんですね。バブル期のパーツだけあってずいぶんと手が入ってます。ピストンクーラーなんかもついてたし。これならラメピストンの方がよかったかな、と思ったりもしましたが今更またカーボン落としするのも面倒なので今回は2KRピストンでいきます。
 次は腰上かな、だんだん面倒になってきた今日この頃です。


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