06.11.22 少しずつ組み立て

フレームに上下のベアリングレースをたたき込み、ステムの組み立て。平行にベアリングが当たるように気をつけます。近頃じゃボールベアリングをニードルローラーベアリングに変えるのもあるみたいですが精度のないフレームにギリギリの精度を要求されるニードルローラーベアリングは合わないと思うんですな、でもって個人的にはステムのベアリングはボールに限ると思ってます。ニードルローラーベアリングは破損したり、錆びたりしたときに一気にロックする癖があります。動きが悪くなるのは許せますがステアのロックはかなり危険です。今回は38個のボールベアリング新品でフロント荷重を支えます。

セットするときは軽く支持して古いベアリングをいったんセットしてナットを締めこんでレースをフレームにゆっくりと押し込みます。規定トルクを越えたトルクで絞め込まないとレースがピボットにはまってくれませんのでベアリングの破損を考えて最初は古いベアリングでレースがきっちりはまるまでギチギチに絞め込みます、その後でいったんゆるめて新品のベアリングに交換して再度規定トルクぐらいでセットします。フレアナットなのでトルクレンチがセットできません、感覚がたよりです、最終的には走りながらここの締め込みは調整していきます。僅かな差が大きくハンドリングに影響する部分です。

トップブリッジもそのうち気が向いたらブラストして黒にでも塗りましょうかね。傷だらけのアルミパーツはどうもしょぼいです。取りあえず面倒なのでこのまま組んじゃいます。

スイングアームも組み立てます。ココはニードルローラーが標準です。かなりきついので木っ端をあててプラスチックハンマーでシバキ倒してたたき込みました。純正品が一個2000円、高くて買えないのでミネベア製の同等規格品850円なり。シャフトがスムースに動くので多分大丈夫でしょう、自己責任の領域です。

リンクプレート支持部のオイルシールとブッシュをたたき込んでリンクアームを組み付け、チェーンガードをセットしてスイングアームは完成です。

サビサビアームから較べれば見違えるような輝きです。

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