07.09.01 シリンダーヘッドのつづき


今回は前回組んだバルブ周りにシムをセットしてシリンダーに載せるまでです。
一番左がバルブ組んだままの状態、真ん中がシムを入れたところ、右がバルブリフタをはめて完成。
それぞれ場所によってシムの厚さが違いますのでばらした通りに組み上げていきます。

ところが

シムにはそれぞれ厚さが刻印されてます。その厚さによりバルブクリアランスの調節をするワケですが数字がかすれちゃって読めません。上の写真の奴も真ん中の数字が6なのはわかりますが肝心の一番みぎの数字が読めません。厚さがわからないと、バルブクリアランスが規定値外だった時に、一体どのくらいの厚さのものを入れていいのかわからなくなってしまいます。1.60から1.69mmの間なんでしょうが1/100ミリを追い込んでいくにはアバウトすぎてダメなんですね。ここは0.05ミリに収めたい所なのでちょっと妥協できないところです。

仕方ないので、いちいちマイクロメーターでシムの厚さを計測しながら組むことにしました。少し涼しくなってガレージの気温も20度前後となり、エンジンを組んだり計測するには最適の季節です。
上記のシムは168と計測されました。

コレなんかはしっかり読めますね。このぐらい残ってると楽なんですけどね。やっぱボロエンジンなんだな。とはいっても、三万キロか数レースをこなしたエンジンはほとんど例外なく読めませんが・・・。

そんなこんなで組み付け終了、あとはシリンダーに乗っけて、カムシャフト入れて、かむチェーン引っ掛けて、バルブクリアランス測って、シムを交換して、再度組み立てて終了の手順です。最近は一日2〜30分の作業時間しか取れないのでおおよそ一ヵ月後くらいかな。

これが苦労して計測したシム一覧、組んだ後にどのぐらい変更が必要になるかわかりませんが、手持ちのシムで足りることを願うのみですな。一号車のときは足りなくてYSPにシムだけの注文をしに行かなければなりませんでした。そのために数日ストップしてしまうんですな。

一番ピストンを圧縮上死点にセットしてガスケットとダウエルピンをセット、ヘッドをのせます。

規定トルクで締結してやっとシリンダーヘッドがエンジンに乗りました。いやー先はながいのう・・・。

じつわつづきがあったのだ

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